日向湖エリア
漁師の人情を感じる、
湖畔の漁村
HIRUGA LAKE
area

漁師の人情を感じる、
湖畔の漁村
HIRUGA LAKE
area
若狭湾と直接つながる日向湖(ひるがこ)は、
三方五湖のなかでもっとも塩分濃度が高い
湖として知られています。
民宿や漁師の家屋が建ち並び、
昔ながらの風景が色濃く残る漁村で、
日々海の豊かさ、
厳しさと向き合っている日向の人たち。
豊かな海の幸とともに、
人情味あふれる漁師たちの生きざまにも
ふれることができます。


Story 02.
日向湖エリア2024.04.26

まだ静かな日向湖。この日は朝から小雨模様だった

長床では朝5時から準備が進められていた。天井の金具に吊るし、
掛け声とともに綱を編んでいく

藁を差し込む人や綱を引っ張る人、支える人の連携プレーがしっかりしているのは、普段から漁業で鍛えられているからだろうか

綱を編む最中には途中何度も小唄が挟まれる。この間に男若衆は綱の不具合を直したり、少し休憩したりする。
見学していた我々も一曲歌わせてもらった

運んでいる様子を見ると、あらためて編み上げた綱の長さを実感する

集落の年長者の掛け声で橋の上から御神酒とともに綱が落とされ運河に渡される

漁業を生業とする日向の象徴、大漁旗が空に掲げられた

いくつもの旗が日本海の強風に煽られながら力強くはためく姿は
圧巻であり見どころの一つ

集落に住む女性たちによって日向の味覚がふるまわれる

水中綱引きではこの日にしか飲めない三宅彦右衛門酒造「早瀬浦」の
大吟醸濁り酒が登場する

竹でできた杯で飲むのが恒例。濁り酒でありながらスッキリとした
早瀬浦らしい味わいにほんのり竹のさわやかな香りがだたよう

色とりどりのハチマキとさらし、白パンツ姿に着替える男若衆たち

その間、漁協幹部など年配の漁業者たちは海上の安全祈願と豊漁祈願のため宇波西神社に参拝する

長床に集まり、祭礼唄である「伊勢音頭」を全員で唄う

極寒の運河に飛び込む前に、酒を飲み干し身体を清める男若衆たち


男若衆が飛び込むたびに大きな歓声があがる

綱まで約50mの距離を西岸・東岸に分かれて泳いでいく

しっかり編み込まれた綱をむしりとるようにして引きちぎっていく

岸からは年長者の激励が飛ぶ。周りの見物客も固唾を飲んで見守る
